渋谷駅から徒歩3分のところに昨年誕生した「スペインバル&レストラン マドリード」。ここは東中野にあるスペイン料理レストラン「メソン・マドリード」のオーナー宮内恵美子さんの2軒目のお店で、1Fがバル、2Fがレストランとなっている。スペインから食材やオレンジ絞り器を取り寄せるなど、スペインのバルスタイルを忠実に再現した1Fでは、旬の素材と無農薬野菜を使用した20種類以上のタパス料理が楽しめるが、中でも話題の一品は「名物マッシュルームの鉄板焼き」。一口サイズのマッシュルームにイベリコ豚とガーリック、オリーブオイルのうま味がしっかりしみ込んでいてやみつきになりそうだ。料理によっては大・中・小と皿のサイズが選べるので、人数やお腹の空き具合に応じて注文ができる。また、平日は朝11時から翌朝4時まで営業しているので昼夜かまわず立ち寄れるのも魅力の1つだ。さらに2Fのレストランは、パエリアやフィデウアなどバルとは違うメニューが豊富なので、しっかり食べたい時はこちらを利用するなど用途によって使い分けたい。
http://www.arcos-jp.com/brm/
20席ある店内は平日でも満席。スペイン料理といえばこの店の名を挙げる人も多い有名店である。フレンチ出身ながら、ヨーロッパ旅行で出合ったスペイン料理に魅了されたというオーナーシェフの壇上さん。料理はいずれも、「スペインの味をスペインのスタイルで」が身上だ。カウンターにずらりと並ぶタパスはどれも食欲をそそるが、イチオシはイカスミのパエリヤだろう。芯が感じられないほど煮込んであるにもかかわらず、一粒一粒立った米に、赤ワイン、トマト、魚のアラを加えて炊いたイカスミソースの味。どんなに満腹でも必ず食べておきたい逸品だ。また、ワイン通でも知られているオーナーは、約1400本のワインを揃えている。運が良ければ、スペインでも入手困難な「Toro Termancia '00」などを味わえる幸運も。オーナーが毎年行っているスペインの買出し旅行後や、スペインのアーティストが来日している期間中には、思わぬ味&人物に遭遇できるかもしれませんよ。
オーナーシェフのカルロス・ベロカルさんは、本場スペイン・マドリッドで9年間バルを経営していたベテラン。来日後もスペイン料理一筋に腕を磨き、12年目にして自分のお店を遂にオープン。今年7月、四谷3丁目に開店以来、店内は噂を聞きつけたお客でいつも賑わっている。このバルのオススメは鉄板焼きで、紋甲イカ、羊肉の串焼き、豚の耳など他では見かけないメニューが揃っている。黒板に書かれた『今日のメニュー』は、その日の新鮮な食材を使って調理するので、日によっても気分によっても異なるらしいが、『牛テールの煮込み』『羊の野菜煮込み』など珍しい煮込み料理も多い。味はもちろん本格的で、一度スペインで食べたことがある人なら、舌と脳裏に古い記憶を呼び覚ましてくれることだろう。店内はテーブル席のほか、椅子のないカウンター席もある。 「1人でも気軽に入って来れて、隣の人と立ち話をしながらタパスをつまむような、そんなバルを目指しています」とカルロスさん。スペインの味をスペイン流に味わって欲しいというシェフのこだわりは、料理の味や店の造りからも自然と伝わってきます。
http://www.la-taperia.com/
●東京都新宿区四谷3-3 ストリーム四谷B1 (『四谷3丁目』駅から徒歩3分) ◆03-3353-8003 ★17:30〜22:30(L.O.) ☆日曜休
2004年3月にオープンしたスペイン・バル。席数10、カウンターのみの店内は、スペインフリークたちの社交場。タパスは、ニンニクと塩だけで味付けしたアリオリポテトや、野菜の甘味が溶け込んだイカのスミ煮、トルティージャ(スペイン風オムレツ)など定番料理がそろう。いずれもスペインの家庭の味を楽しめるが、オススメは何といっても生ハム。無菌豚のモモ肉を、天然海水塩のみで じっくり熟成させた逸品だ。実はこの生ハム、秋田でつくられたもので、オーナーも仕込みに参加しているとか。スペインワインの醸造家、テルモ・ロドリゲスがプロデュースする「DEHESA GAGO」(デヘサ・ガゴ)や「AL」(アル)と一緒に楽しみたい。飲み物はほかに、スペイン通に人気があるガリシア地方の蒸留酒オルホ、シェリー酒、 自家製サングリアなど。隣には、オーナーの友人が経営するスペインのシューズ&バッグのインポートショップ 「P.i.c.o」 があります。
五反田駅からすぐ、線路沿いにある。一見カフェ風だが、店内に一歩入ればフラメンコ舞踊家「ロリ・フローレス」のポスターにフラメンコのBGM.、そして自らもフラメンコを踊るオーナーが笑顔で迎える陽気なバルが待っている。人気メニューはアンダルシアの郷土料理 「砂肝の土鍋炒め」。砂肝をにんにくとオリーブオイルで炒め、シェリービネガーで味付けしている。砂肝特有の臭みは一切なく、歯ごたえと酸味がくせになる一品だ。また、ハチノス(牛の第2の胃袋)を2日以上かけて煮込んだ「牛胃袋の煮込み」も絶品。ドリンクもワイン、 シェリー、オルホのほか、焼酎なども用意されていて、お酒好きには嬉しいかぎりだ。ちなみに店名の「あらら」はジプシーの言葉で「幸せ」を意味するのだとか。確かに、陽気な人々の集う「bar alálá」で過ごすひとときは、幸せな時間となるに違いない。 オーナーの友人でフラメンコギタリストの若林雅人さんが自ら弾き歌う「あらら」の曲が収録されたCD「ギターラ・アマリージャ」も発売中です。
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/fbook01
扉を開けるとお店のスタッフが「オラ!」と陽気な声で迎えてくれる元気なお店。オーナーは料理研究家のおおつきちひろさんで、一般的なスペイン料理はもちろん家庭でしか味わえない“お袋の味”を伝える。中でも、濃厚なソースのうまみがしみわたる「イカの詰め物」は私のオススメ一品。パエリヤの種類も豊富で、米の芯がほのかに残る炊き加減がちょうどいい。デザートに「カタランプリン」を頼むと、バーナを持ったスタッフが目の前でプリンの表面をこんがり焼いてくれるのも見ものです。モダンで温かみのあるインテリアに可愛いお皿やスプーン、女性が喜びそうなアイテムがいっぱい詰まったレストランです。
●東京都渋谷区宇多川町34-6 M&Iビル1F(東急渋谷本店近く) ◆03-3780-3146 ★月〜土18:00〜22:20(L.O.) 日・祝17:00〜21:20(L.O.) ☆不定休
洞窟の中にいるような薄暗い照明をした「メソン・マドリード」の店内は、マヨール広場が描かれた壁画に囲まれていて、まるでソル付近の居酒屋にでもいるよう。もちろん料理の味も本格的で、一皿一皿から料理人の手間と心が伝わってくる。濃すぎず薄すぎない味付けと米の炊き加減が丁度いいパエリアも美味だけど、他店のメニューではあまり見かけない料理“パエリアのパスタ”もオススメ。ラトゥナを招いたディナーライブ、料理やワイン講習会などイベント多彩です。
●東京都中野区東中野1-22-18 ◆03-5389-6002 ★月〜日17:00〜24:00 ☆年末年始は休み
バーカウンター上の黒板に、本日のおすすめタパスがズラリと並んでいて、新鮮で旬の素材を使った魚介類や野菜のタパスが楽しめる。店内は狭いけど、こぢんまりとした雰囲気が魅力的。地下鉄神谷町駅から徒歩3分のロケーションなので、仕事帰りに気軽に立ち寄れそうだ。カマロンセットは甘えびとシェリー酒で700円。
●東京都港区虎ノ門3-11-8 ◆03-3432-7772 ★月〜金 18:00〜23:30(L.O.) 土 18:00〜23:00(L.O.) ☆日曜・祭日休
http://www.k2.dion.ne.jp/~gama/camaron/sit.html